相続や住み替えなどで空き家を所有している方のなかには、空き家問題について聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
所有している空き家をどうするべきかわからず、悩んでいる方もいるかもしれません。
ここでは空き家の処分を検討している方に向け、放置するとリスクが高くなってしまう空き家問題について、原因や対策をご紹介します。
空き家問題が起きる原因とは?
空き家問題とは、空き家の数と空き家率が年々増加し続けている問題を指します。
とくに長期にわたって放置され破損を抱えている空き家が多く、倒壊リスクも抱えるなど、状況は深刻です。
なぜ空き家になってしまうのか?
空き家が増える原因としては、中古住宅の需要が少ない、相続後の居住者不在、税制上の問題などが挙げられます。
日本では中古住宅の需要が少ないことも、空き家が増える原因の一つと言えるでしょう。
さらに不動産を相続しても、相続のもつれや転居、手続きの手間から居住せずに放置してしまうケースも少なくありません。
また古い空き家を壊して更地にしようとしても、固定資産税額が高くなってしまう可能性があるため、空き家のまま残しておく選択をするケースもあるでしょう。
空き家のリスク
空き家を放置することで起きるリスクは犯罪、倒壊だけでなく資産価値の低下や特定空き家の指定による税額増などの金銭的なリスクまでさまざまです。
とくに空き家の放置が原因で周囲の建物や通行人に危害が及んだ場合は、所有者が責任を負う可能性もあるため注意しなければいけません。
空き家問題の対策とは?
平成26年に空き家問題を解決するために成立した空き家対策特別措置法(空き家法)では、空き家の所有者に対する指導や措置などができるようになり、責任が重くなった所有者には対策が求められています。
空き家問題の対策は、活用・管理・売却の大きく3つに分けることができます。
活用する
空き家を賃貸物件として貸し住んでもらうのも一つの方法です。
賃貸物件として住んでもらうのが難しいケースでは、シェアハウスや民泊として改装し貸し出すのも有効な活用方法と言えるでしょう。
管理する
今後空き家となっている物件に住む予定がある場合は、空き家管理サービスを利用して空き家を管理することもおすすめです。
空き家管理サービスは、目視点検の簡易なものから定期的なメンテナンスまであり、写真付きで報告を受けることもできます。
売却する
所有している空き家に居住予定がなく、賃貸物件としての活用も難しい場合は、売却し手放すのも対策の一つと言えます。
通常の売却だけでなく、所有者と購入希望者をマッチングさせる「空き家バンク」などのサービスを利用してみるのも良いのではないでしょうか。
売却が難しい立地などの場合は、買取を検討してみるのも有効な対策です。
まとめ
空き家問題の原因はさまざまですが、空き家を放置せずに対策を立てることでリスクを軽減させることができます。
空き家を所有しどうするかお悩みの方は、この機会に売却、活用、管理の対策を検討してみてはいかがでしょうか。
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